社員インタビュー制作アプリのHinomeを活用して、新卒採用時に使用する動画制作を自社内で行っている株式会社ユニティーの採用担当者、服部さんにお話をうかがいました。
人手不足が深刻化するなか、これまで通りの採用だけでは人材確保が難しくなるなか、動画を実際にどのように活用しているのでしょうか。
代表の井上が、動画撮影の様子から動画の活用方法まで詳しく聞きました。
本記事の執筆者
社員インタビュー制作アプリのHinomeを活用して、新卒採用時に使用する動画制作を自社内で行っている株式会社ユニティーの採用担当者、服部さんにお話をうかがいました。
人手不足が深刻化するなか、これまで通りの採用だけでは人材確保が難しくなるなか、動画を実際にどのように活用しているのでしょうか。
代表の井上が、動画撮影の様子から動画の活用方法まで詳しく聞きました。
本記事の要約
一番の課題として感じていたことはイベント会場施工という当社の仕事の魅力をどうすれば学生に伝えられるかという点です。
施工管理は、世間的には「大変そう」「汚れそう」というイメージが先行しているので、そのイメージを覆すためにはどうすればいいのか、悩んでいました。
これまでの会社説明会では写真を見せたり言葉で良さを伝えたりはしていましたが、なかなか魅力が伝えきれず、正直応募者も目標よりは少ない状況でした。
どうやったら仕事の魅力を伝えられるかと悩んでいたとき、現場社員を説明会に呼んで仕事のやりがいを話してもらおうと考えました。ただ、私たちの仕事の関係上、施工の現場を優先せざるを得ず、毎回、説明会に参加してもらうのは難しく、何か他の方法を考える必要がありました。
そこで、会社説明会で動画を流してみようと思いつきました。
はじめは自分で採用動画を作ろうと思い、無料の動画編集ソフトなどで頑張ってみましたが、私自身にスキルがなく、十分な時間の確保も難しく、手詰まりになっていました。
そんな時に、人事関係のポータルサイトで採用動画の活用セミナーを見つけ、少しでも参考になればと参加しました。
セミナーでは採用動画のトレンドや活用の事例だけでなく、実際にHinomeのアプリを使って動画を作成させてもらいました。その時に「これなら自分でも出来るな」と実感が持てたので参加してよかったと思いました。
また、他の企業の人事の方もいらっしゃっていて、コミュニケーションを取りながら体験できて楽しかったです。
実際にHinomeがうちの会社でもつかえることはわかりましたが、少しサポートをしていただきたかったので、撮影は井上さんにもお手伝いいただきました。
実際に完成した動画のクオリティにも満足していますし、個人的には展示会の帰りの隙間時間に動画を1本作れたことが、とても印象に残っています。
少し時間が空いていた日に、弊社が担当したイベント会場に入って企業ブースなどを1時間ほど撮影し、その帰りの電車の中でテロップいれなどをおこない、その日のうちに動画を作ることができました。正直、こんな簡単に動画作れちゃうんだと思いました。
それまでは、動画を一本作るとなると自分でソフトを使ってゼロから作るのは負担が大きく、かといって制作会社に依頼するのには費用も手間もかかってしまうのでどうしようと思っていました。
Hinomeはスマホアプリで簡単に始められて、手軽に動画を作れるので、これまで動画をつくった経験のない私にとっては、動画制作に対する心理的なハードルが大きく下がりました。
インタビューに参加してくれた新卒社員は、「緊張しました」と話していましたが、採用活動に携わることができて刺激になったとも言っていました。
また、動画を作成するにあたり、採用チームで一つのものを作ることが初めてだったので、ある意味でチームビルディングにもなりました。
実際に作成した動画がこちらです!
大きく2つの場面で活用しています。
1つ目は内定者に向けての動画の定期配信です。内定者のLINEグループに向けて2週間に1回ぐらいのペースで動画を送っています。
送っている動画の内容は、実際の展示会場のイベントの様子や作った企業ブースの当日の雰囲気などです。
選考過程で現場体験があるので内定者の方は施工の経験はしているのですが、施工が完了した後、実際に展示会場でお客さんが入っている状態のブースの様子は見られないことが多いため、実際に使われているイメージを持ってもらいたいと思ったからです。
2つ目は、新卒の会社説明会の中での動画活用です。
会社説明会では、主に社員のインタビュー動画を見ていただいており、参加している学生の雰囲気や属性によって流す動画を変えるようにしています。
たとえば、女性の学生が多い時には、新卒一年目の女性社員のインタビューを使いますし、落ち着いた雰囲気の男子学生が多ければ、ベテラン社員の動画を流したりしています。
これからもっと動画のバラエティを増やして、毎日変えられるようなことが実現できたらいいなと思っています。
会社説明会後のアンケートに「会社説明の動画が一番印象に残っている」とコメントしてくれた学生がいて、今までなかったことなので驚きました。説明会用に動画を準備するくらい、新卒採用に力を入れている会社なんだと思ってもらえたのかもしれません。
Hinomeで動画をつくってみて、撮影時間と話す内容があらかじめ決まっているのがありがたいと思いました。
他の編集ソフトだと、場面と場面のつなぎやモーションを考えたり、操作方法を覚えたりと編集スキルがないと動画制作を進めることができませんでした。
一方でHinomeなら、10秒のシーンなら10秒でしゃべることが決まっているので、動画を作成する時にも、決まった時間を撮影すればいいので楽でした。動画の枠組みが用意されていることで手軽に簡単に作れるなと感じました。
専門学校限定のような動画やエリア限定の動画を作成していきたいと思っています。専門学校限定動画であれば、その学校で学んでいることに合致している内容で動画を作って流すようなイメージです。
また、最近では各自治体が行っている会社説明会に参加させていただくことが増えてきました。直近では、仙台の地域限定説明会に参加しましたが、たとえば仙台の展示会場の紹介や仙台支店のインタビュー動画など地域に限定した動画を流していきたいと思っています。
会社概要
社名:株式会社ユニティー
資本金:5,740万円
創業:平成4年12月18日
社員数:490名
事業内容:イベント内装施工サービス、イベント運営サービス など
Hinomeの動画ができるまでの実際の撮影風景がこちら