研修やセミナーの登壇は年に100回以上していますが、先週は初めてのテーマでの研修登壇がありました。
テーマは「エクセルとワード」
もともとお付き合いのある人事コンサルティングの会社からの依頼だったので、急遽の依頼でしたがお引き受けしました。
マナー研修の一環で文書作成についてレクチャーしたことはありましたが、エクセルやワードのスキルとなると 初めてです。
しかも半日研修。半日のうち後半は他のテーマも併せての担当だったので実際にエクセルやワードについて研修できるのは3時間弱。この中でエクセルを中心としてPCスキルをアップしてもらわないといけません。
とりあえず私が打ち出した方針は、単純明快。
「原則マウス、タッチパッドの使用禁止」
最初は受講者のみなさんも驚いていましたが、同時に配ったショートカットキー一覧とにらめっこしながら頑張って課題に取組んでいただきました。
外資系のコンサルティング会社や金融機関では入社してしばらくはマウスを没収されるなんて話も聞いたことが ありますが、マウスに頼ってしまうとなかなかショートカットキーを覚えません。逆に、一度ショートカットキ ーを覚えると、わざわざマウス操作することがなくなり、今度はボタンの位置がわからなくなってしまいます。
私もすべてのショートカットキーを使いこなしているわけではありませんが、世間一般の平均よりはショートカ ットキーをつかっている方だと思います。
新卒のとき、コンサルティング会社でひたすらエクセルと格闘していたおかげで、それなりの数のショートカッ トキーを使いこなせるようになりました。その後、社員数人のベンチャー企業で大量の業務を他の人よりはちょ っと早めにこなせたのは、ショートカットキーを駆使できたという要因も大きいと思います。
最近は働き方改革や生産性向上が叫ばれていますが、全社員が今よりもショートカットキーを覚えるだけで業務 効率が大きくあがる企業も実は少なくないのかも、なんて思いました。
そんなことを思ったタイミングで、先週から来週にかけてはいくつかの勉強会やセミナーで働き方改革も含めた早期離職防止、社員の定着率向上の講演やワークショップが続きます。