昨日は、プロブロガーのイケダハヤトさんとの対談イベントでした。
イケダさんのことは名前は知っていたのですが、正直そんなにたくさんブログを読んだことがあるわけでもなく、たまにソーシャルビジネス界隈で名前を聞くという程度であまりよく知りませんでした。一度は対談前にきっちり調べようと思ったのですが、それよりもお互いのことを知らない状態で臨んだ方が、新鮮な考えを知れたときに素の反応ができて面白いんじゃないかと思い、結局ほとんど下調べせずに当日を迎えました。明らかに私の方が格下なのに、生意気ですね(笑)
対談のテーマは「若者の働く」について。私は早期離職白書を書いた人間という立場でお話をさせていただきました。進行役からの最初の質問は「新卒が3年以内に辞めるのは良いことか悪いことか?」。自身の経験から「辞めて良かった」というイケダさんに対して、「基本的には辞めない方が良い」という私の応戦。
90分の対談イベントでしたが、なんやかんやであっという間に終了です。
全体のイメージとしては総論反対各論賛成という感じでした(笑)
面白かったのが、イケダさんの意見とTwitterなどで見る彼を支持している方々の考えとの違いが見えてきたことです。イケダさんは時間よりも成果で報酬を得るべきと言う考え方で「将来的に、残業代と言う概念はなくなると思う」とも言っていました。
一方、これは私の印象ですが、彼を支持している人たちは「一生懸命働く必要はない。」「基本は定時。残業代はきっちり請求」という考えの方が多いイメージがあります。(あくまで、私のイメージなので違っていたらゴメンナサイ)。恐らく、彼の支持者にはホワイトカラーエグセンプションに反対の方が多いと思いますが、昨日話した感覚だと、イケダさんご自身は明確に反対の立場ではないと思います。むしろ「時間よりも成果で評価されるべき」という考え方は根本的にはホワイトカラーエグセンプションと同じ考え方ではないでしょうか。
ただ、イケダさんご自身は長時間労働には反対で、外国の例を上げながら「勤務終了から次の勤務開始まで必ず11時間以上は空ける」という具体的な政策についても触れていました。私もこの制度には賛成です。そして、時間ではなくて成果で評価するけども、勤務終了から次の勤務開始までは必ず11時間空けるという両立は可能ではないかと思うのです。
でも、なぜか、世間的にはこの二つが対立概念としてとらえられてしまっている気がします。不思議です。
対談を通じて感じたのは「働く」というテーマは様々な要因が複雑に入り組んでいるため、一言で済ませることはできないということ。また、だからこそ様々な立場の人間が実情を踏まえたうえで意見交換を行い、仕組みづくりと正しい運用方法の確立が必要になります。法律をつくるといった仕組みづくりだけで解決する問題ではありませんし、個人の努力や運用だけで解決する問題でもありません。両面からのアプローチが重要なのです。
対談開始前に控室にて一枚。基本的にはなごやなか雰囲気で進みましたよー。
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