3月14日はカイラボの設立日です。2012年、気付けば会社をつくってから7年が経ちました。

 

創業当初から「早期離職対策」をうたっていましたが、当時はリーマンショックの余波も残り、今のように人手不足と言われる状態でもなかったため、営業をしても相手にされない日々が続きました。最長で約半年間の間、カイラボとしての受注がない時期もありました。「早期離職対策をしましょう」と言うと「離職対策なんていいから、使えない社員を合法的に辞めさせる方法はないか」と言われたこともあります。ある人材業界の方から「早期離職対策なんて企業は必要としてないから、絶対ビジネスにならない」とも言われました。

 

最近では、早期離職に関する講演やセミナーを依頼いただくことが増えてきました。この2、3年のことだと思います。巷でも早期離職対策、社員の定着支援をうたうサービスが多く出てくるようになりました。非常に嬉しいことです。

ビジネス的には競合が増えるという面もありますが、企業が社員の定着支援をする、定着まで見据えた採用、育成、配置、評価をするのが当たり前になっていくのであれば私は歓迎です。

 

ここまでの7年間は決して計画通りではありません。むしろ、突発的な出会いや思い付きの積み重ねで進んできました。きっとこれからもそうなるのだと思います。今は採用動画をつくれるアプリを新規事業として準備中ですが、この新規事業も新しい出会いや発想から今はまだ想像もつかない方向に進化してくれるかもしれません。

 

これまでの7年間は「計画的な無計画」だった気がします。キャリア教育の世界では計画的偶発性理論なんていうのもありますが、カイラボも同じように計画的に偶発をつくりだしながら、新しいものを社会に生み出していく企