働き方改革について、「今の働き方改革は働かせ方改革になっている」という批判や、「いや、働かせ方を変えることこそ大切だ」という意見など、様々な意見が挙がっているみたいです。(facebookで知りました)
私の個人的な考えですが、
いや、どっちも大切でしょ。と思います。
会社や組織が、従業員に対してどう働いてもらうのかが働かせ方改革だとすれば、それも必要です。
一方で、組織で働く一人ひとりが自分のこれまでの働き方を見直して改善していくことも当然必要です。
組織としては、個人個人が自分の働き方を見直すきっかけづくりを支援したり、改善策を考える機会を与えているのであれば、働き方改革の一環と言えると思います。
先日のブログにも書きましたが、PCをよくつかう仕事であれば、ショートカットキーを20個覚えるだけでも、業務時間を減らすことは充分可能です。でも、それがみなさんがイメージする働き方改革と同じかというとちょっと違うのかもしれませんが。
法律で残業時間の上限設定をしたり、様々な制度をつくったりも必要ですし、それに合わせて企業が働かせ方を変えるのも重要なことです。でも、最後は結局働く個人個人がどう働くようになったかが一番重要なはずです。
働き方を変えるためには働かせ方を変える必要がある場合もあるって、ある意味当たり前のような気もします。
大切なのは、国や役所だけが頑張ったり、会社だけが頑張ったり特定の部署や個人が頑張るのではなくて、九にも役所も会社も部署も個人も、「どんな働き方を目指すのか」を共有して、それぞれの役割と権限の中でできることをやっていくことだと思うのです。
そう考えると、働き方改革なのか働かせ方改革なのかなんて議論よりも、日本で働く人はどんな働き方を目指すのかがあいまいなことの方がよっぽど問題な気がします。