とあるNPOのプログラムの一環として講師をさせていただいているキャリア教育の授業、今日も行ってきました。
研修やセミナーは小さいものも含めれば年に100回くらい登壇しているのですが、高校生向けのキャリア教育授業は何回やっても緊張します。
企業向けの場合だと、少なからず「先生」として見られますし、自己紹介で自分の得意分野をお伝えすることもできますが、高校生に対しての場合だと、ただの「おとな」でしかないのです。よくわからん外部のおとなの話を聞かなきゃいけない。だりーなぁという状態です。
もし「子どもたちは本気で向き合えば話を聞いてくれる」という幻想を抱いている方がいれば、是非このプログラムの講師として現場に立っていただきたいと思います。そんなキレイごとは一瞬で吹き飛びます。実際、「キャリア教育で子供たちを救いたい!」という気持ちで入ってきて、現場に出て打ちひしがれる方は少ないないようです。
そんな状況であっても、私たちは目的があってプログラムの講師として現場に立つわけで、高校生にメッセージを伝えなくてはいけません。しかも50分一本勝負。
「知らないおとな」が50分でメッセージを伝えるためには、こちらも相当の準備と覚悟が必要です。
正直、50分のプログラムをやるだけで企業研修の1日講師をやるのよりも疲れます。それくらいエネルギーを使います。
その分、私にとっては毎回発見と反省があり、修行の場でもあります。
3月も修行の場をいただけたので、真剣勝負の修行は続きます。