今年の新入社員研修ピークが終わりました。
まだ何件か研修を担当させていただく機会はありますが、一段落です。


新入社員の研修を担当しているので「今年の新入社員の特徴は?」と聞かれることも多いのですが、正直わかりません。なぜなら私が見ているのは数十万人いる全国の新入社員のごく一部でしかないからです。もちろん年によって受講生の傾向みたいなものはありますが、それは年代によるものというよりも、集まったメンバーの特性によるものだと思います。
それでも、この数年新入社員研修を担当して感じる、新入社員の傾向は以下の5つです。

 

1.グループワークは得意
2.アイデア発想は得意
3.意見の集約は苦手
4.基本的には素直な子が多い
5.長期インターン経験者は謝らない


1と2については、本当にすごいなと感じます。大学の授業や就活時のセミナーなどでグループワークを多く経験しているのか、非協力的な様子の人はほとんどいませんし、各自が他の人をうまく巻き込もうと働きかけながらグループワークを進めていきます。
一方で、多くの意見を一つに集約したり、意思決定をしたりするのは苦手な傾向がある気がします。全員が新入社員という立場なので誰が責任をもって意思決定をするのかがはっきりしていないせいということもありますが、一つの意見にまとめるのが下手です。良くも悪くも強引に自分の意見を押し通そうとする人も少ない印象があります。
とは言いつつも、基本的には素直な子が多いと思います。一度失敗しても二度目からは修正してくるし、ちょっと斜に構えたような人でも理由や根拠を説明すれば納得します。そのおかげで5日間くらいの研修でも行動が大きく変わるケースも少なくありません。

“基本的には”と書きましたが、当然例外もいます。これは私の印象論でしかりませんが、入社前に長期間インターンをしていたり、入社予定の会社でアルバイトをしていたりすると、失敗をしても謝罪しない傾向があります。恐らく「自分は他の新入社員とは違う」という自負とプライドがあるのでしょう。実際、個人としての能力は高く頭の良いタイプの人が多いです。ただ、明らかに自分の間違いやミスであっても「すいません」すら言わないで、黙りこくってしまうケースが非常に多いです。私はこういう人とは仕事はできません。

 

ここに書いたのは、あくまで私が研修を担当した新入社員に対して私個人が感じたことであり、真実であるかどうかはわかりません。ただ、私が新入社員を見て感じるのは、「能力は高いし、社会人としての意識も自覚もあるけど、なんだか少し物足りない」ということです。一方で、新入社員なんだから少し物足りないくらいが当たり前なんじゃないかという思いもあり、結局どんな状態なら自分は満足するのかというのは、自分でもよくわかっていないのが正直なところです。