本記事の要約
今回は若手社員が定着しない、早期離職してしまう3つの理由についてお伝えします。
理由1 存在承認の不足
一つ目の存在承認不足とはいわゆる「ミスマッチ」といわれるものと似ています。
 上司との関係がうまくいかない、職場の雰囲気になじめないなど。
 また、パワハラや営業ノルマが厳しくて毎日のように罵声を浴びせられるといったものも含みます。
 主に中小企業や営業担当者に多い理由です。
理由2 成長実感の不足
仕事のマンネリ化などで「仕事の意義が見出せない」といった理由で辞めるパターンです。
 入社して1年以上経ったのに雑務しかさせてもらえないと感じている場合などが当てはまります。
 (実際に雑務かどうかは別にして、本人がそう思っているというのがポイントです。)
 こちらは中小企業だけでなく、社員が仕事を分担して受け持っているような企業でも起きがちです。
 職位が上がらない限り、仕事の全体像をつかめないような会社でよく起こります。
理由3 成長予感の不足
大企業、特に就職人気ランキングなどでは上位にくるような会社に多い理由がこれです。
 理由2の成長実感と似ていますが、こちらは成長「予感」です。
 「憧れる上司や先輩がいない」「30過ぎても今と同じ仕事してるかと思うと嫌になった」などの理由が当てはまります。
 今の会社にいたままでは、自分のなりたい姿になれないと判断し辞めていくのです。
 いわゆる高学歴優秀層で、大企業に就職した場合によく目にします。
 実際に入社2年目の社員と入社10年目の社員がまったく同じ業務をやっているということは少ないと思いますが、
 2年目の社員から見て「同じことをやっている」と思われてしまうと、早期離職につながることがあります。
以上が、私が早期離職者へのインタビューやアンケートからまとめた若手社員が定着しない3つの理由です。
 みなさんの会社でも若手社員が定着しないという悩みがあるのであれば、
 自分の会社の場合はどのケースにあてはまるのか、考えてみてください。
それではみなさま、良いお年を!
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